2009年06月09日
サッカー 中学生の部
兄(中3)の中学サッカー部の方が問題は深刻
8年間サッカー部顧問で、学校の軸になっていた熱血先生が
教育委員会に異動になった
長男がサッカー部に入部したとき、3年生は3人、2年生0人しかいないところに
1年生12人が入部してやっとチームができた
3年生引退後、1年生だけのチームは体力も体格も他のチームに及ばなくて
ボコボコにされた試合をずいぶん見てきた
失点X10周ランニングが決まりで
試合が終わって、全員で学校の外周を何十周も走らされていた
やっとこの冬ぐらいから体格も引けを取らないぐらいになって
体力、脚力はどの対戦相手からも認められ
今年は結果を残そうと意気込んでた矢先の異動・・・
他校から来て顧問に就いた先生はサッカーの知識ゼロ
部活にもあまり出てこない
練習中、喧嘩になったり勝手に帰る子や不真面目な子がいて
3年生の間もギグシャクしていた
3年がそんなだから2年も勝手なことをするようになり
今まで積み上げてきたはずのものが崩れ始めた
そんな中で迎えた、春季地区総体
1回戦は公立J中に14-0で勝ち
といっても、試合内容はだらだらしてとても悪かった
見ていて腹が立つくらい
そして2回戦は優勝候補の私立E学園
冬の公式戦では0-2で負けたが内容はよかった
E学園の監督が「よくここまで育てた」と先生に言いにきたらしい
E学園は小学校のチームでも上手い子しか入部してこないけど
うちは普通の公立中なので、サッカー未経験者が部員の半分
でも、今回は・・・
0-6ぐらいで負けだろうと思ってた
E学園の応援団が30人ほど並んで太鼓とメガホンで応援を始める
試合開始
始まってすぐにCKからキーパーの取り損ねを押し込まれた 0-1
「もう入ったの?これから何点入るの?」
保護者の間でそんな会話が聞こえる
ところが・・・子供たちにこの1点でスイッチが入ったようだった
必死さが伝わってくる
声がよく出ている
よく守っていた
座っていた保護者たちもいつの間にか立ち上がってた
終盤は攻める場面も出てきて
シュートで終われるようになっていった
入らなかったけど
0-1で前半終了
ふと見るとトイレの蔭からチラチラこっちを見ている人がいる
前任の先生!!
慌ててそばに行くと
「誰にも声掛けないつもりだったけど、あいつらがあまりにもよくやってるんで
正直、想像以上にいいです
後半、足の速い18番が出たらマーク付けないとやられます
それを伝えようが・・・ないですね」
公式戦だからベンチには行けないし、伝えようがない
「叫んでみますね!聞こえるかどうかわかんないけど」
E学園は後半すぐに2人交代した
「18番、入ったね 叫んでも聞こえるかなぁ」
ところが、すぐにMくんがマークについた
キーパーが思い出して指示したらしい
18番が思うように仕事ができず、余裕で座っていたE学園の監督が
立ち上がって怒鳴り始めた
メンバーをさらに2人交代させた
うちはベンチの現顧問たちがなにもわからないからか交代なし
でも、運動量は全然落ちてない
完全に押せ押せムードでゴール前に何度も入れては蹴り出され
繰り返すうちに「あっ!」というシュートが・・・バーに当たって弾かれた
「おしい~っ!」
その後も攻め続けたけど結局シュートは決まらず 0-1終了
「よくやったね~」
そんな声があちこちで聞こえた
前任の先生はもう姿を見せなかった
挨拶をして戻ってきた長男は真っ赤な顔をしてうつむいている
熱中症にでもなったのかと心配したら、後から話してくれた
バーに当たったシュート、彼が蹴ったらしい
負けたのがくやしくってたまらなかったって
顔が赤いのは半泣きだったみたい
普段のほほ~んとしてる彼が泣いて悔しがるなんて!!
ありえない!!とびっくりした
翌日、前任の先生からが来た
「子供たちが不安定だとは聞いていたけど、あの試合を見てうれしかったです
E学園の監督は『あの(バーで弾かれた)1本は完全にやられたと覚悟した
もし、1-1でPKならうちが負けたかもしれない』と
秋季総体もこっそり見に行きます
顧問と子供たちの橋渡し、苦労するとは思いますが頼みます」
顧問と子供たちの橋渡しも3年と2年の不協和音も
問題は何も解決していないけど
試合を見て元気が出たので
もうちょっと頑張ってみよう
8年間サッカー部顧問で、学校の軸になっていた熱血先生が
教育委員会に異動になった
長男がサッカー部に入部したとき、3年生は3人、2年生0人しかいないところに
1年生12人が入部してやっとチームができた
3年生引退後、1年生だけのチームは体力も体格も他のチームに及ばなくて
ボコボコにされた試合をずいぶん見てきた
失点X10周ランニングが決まりで
試合が終わって、全員で学校の外周を何十周も走らされていた
やっとこの冬ぐらいから体格も引けを取らないぐらいになって
体力、脚力はどの対戦相手からも認められ
今年は結果を残そうと意気込んでた矢先の異動・・・
他校から来て顧問に就いた先生はサッカーの知識ゼロ
部活にもあまり出てこない
練習中、喧嘩になったり勝手に帰る子や不真面目な子がいて
3年生の間もギグシャクしていた
3年がそんなだから2年も勝手なことをするようになり
今まで積み上げてきたはずのものが崩れ始めた
そんな中で迎えた、春季地区総体
1回戦は公立J中に14-0で勝ち
といっても、試合内容はだらだらしてとても悪かった
見ていて腹が立つくらい
そして2回戦は優勝候補の私立E学園
冬の公式戦では0-2で負けたが内容はよかった
E学園の監督が「よくここまで育てた」と先生に言いにきたらしい
E学園は小学校のチームでも上手い子しか入部してこないけど
うちは普通の公立中なので、サッカー未経験者が部員の半分
でも、今回は・・・
0-6ぐらいで負けだろうと思ってた
E学園の応援団が30人ほど並んで太鼓とメガホンで応援を始める
試合開始
始まってすぐにCKからキーパーの取り損ねを押し込まれた 0-1
「もう入ったの?これから何点入るの?」
保護者の間でそんな会話が聞こえる
ところが・・・子供たちにこの1点でスイッチが入ったようだった
必死さが伝わってくる
声がよく出ている
よく守っていた
座っていた保護者たちもいつの間にか立ち上がってた
終盤は攻める場面も出てきて
シュートで終われるようになっていった
入らなかったけど
0-1で前半終了
ふと見るとトイレの蔭からチラチラこっちを見ている人がいる
前任の先生!!
慌ててそばに行くと
「誰にも声掛けないつもりだったけど、あいつらがあまりにもよくやってるんで
正直、想像以上にいいです
後半、足の速い18番が出たらマーク付けないとやられます
それを伝えようが・・・ないですね」
公式戦だからベンチには行けないし、伝えようがない
「叫んでみますね!聞こえるかどうかわかんないけど」
E学園は後半すぐに2人交代した
「18番、入ったね 叫んでも聞こえるかなぁ」
ところが、すぐにMくんがマークについた
キーパーが思い出して指示したらしい
18番が思うように仕事ができず、余裕で座っていたE学園の監督が
立ち上がって怒鳴り始めた
メンバーをさらに2人交代させた
うちはベンチの現顧問たちがなにもわからないからか交代なし
でも、運動量は全然落ちてない
完全に押せ押せムードでゴール前に何度も入れては蹴り出され
繰り返すうちに「あっ!」というシュートが・・・バーに当たって弾かれた
「おしい~っ!」
その後も攻め続けたけど結局シュートは決まらず 0-1終了
「よくやったね~」
そんな声があちこちで聞こえた
前任の先生はもう姿を見せなかった
挨拶をして戻ってきた長男は真っ赤な顔をしてうつむいている
熱中症にでもなったのかと心配したら、後から話してくれた
バーに当たったシュート、彼が蹴ったらしい
負けたのがくやしくってたまらなかったって
顔が赤いのは半泣きだったみたい
普段のほほ~んとしてる彼が泣いて悔しがるなんて!!
ありえない!!とびっくりした
翌日、前任の先生からが来た
「子供たちが不安定だとは聞いていたけど、あの試合を見てうれしかったです
E学園の監督は『あの(バーで弾かれた)1本は完全にやられたと覚悟した
もし、1-1でPKならうちが負けたかもしれない』と
秋季総体もこっそり見に行きます
顧問と子供たちの橋渡し、苦労するとは思いますが頼みます」
顧問と子供たちの橋渡しも3年と2年の不協和音も
問題は何も解決していないけど
試合を見て元気が出たので
もうちょっと頑張ってみよう